<聴力を鍛える>
おとふぃる では、生涯音楽を心から楽しむ耳を育てるために、「全身で音を感じる=聴力のトレーニング」を積み重ねることを大切にしています。
今回は、6ヶ月から1歳頃までの赤ちゃんに聴かせてあげたい音についてお伝えします。
【聴覚の発達】
赤ちゃんの聴力の発達は未熟なため、全ての音が同じボリュームで入ってきますが、次第に自分を取り巻く環境から聴きたい「音」を選別していく力がついてきます。
大人同士が話していても無反応なのに、赤ちゃんに向かって少し高い声で
話しかけると、一生懸命反応しようとしてくれるようになります。
6ヶ月になる頃には、音楽が鳴っている方へ顔を向けたり、泣いているときに音楽を流すとふと気がひかれて泣きやんだりするようになり、8ヶ月くらいになると、お口を開けて笑いながら、身体中をバタバタ動かしてその楽しさを全身で表現してくれるようになります💕
【子守唄、わらべうた】
生後6ヶ月を過ぎると、わらべ歌などの旋律を認知できるようになります。しかも、楽器を変えたり、移調しても同じものだと判別します。つまり赤ちゃんは音の連なりで記憶しているということがわかっています。大人顔負けですね^^
【心地よい倍音(楽器の音と歌声)】
どんな歌にも、音同士がぶつかり合う「倍音」が響いています。大人には聴こえにくくなった「倍音」を聴くことで、さらに高い周波数となり心地よさがより広がります。「倍音」は電子機械を通したものではなく、人の歌声、生の楽器の音から生まれてくるものです。
赤ちゃんにとっては、ママとパパの優しい声のなかの倍音が何より心地よいのです。優しい声で話しかけてもらうだけで、自分が認められている安心感のもと、自律神経のバランスが整い、免疫力もつくなんてすごい、、、!!
【歌いかけ・手あそびの効果 】
(専門的には=Infant Directed Singingといいます)
まだ、ことばを話す前の赤ちゃんでも、パパやママが優しく歌いかけると、じーっと見ながら真似して口ずさむような仕草をみせることがあります。
こうした赤ちゃんとのやりとりのなかで、相互に呼吸を合わせることを覚え、それがコミュニケーションの楽しさを知る最初の一歩となります。
さらに、繰り返していくうちにその母音の長短やアクセントを聞き取ろうとし、1歳を過ぎると「音」の要素の知覚がほぼ獲得されるのです。これが言語を話す素となるのです。
<おとふぃる ♪ちびっこペンギンたち>
6ヶ月を過ぎて、「おとふぃる」へきてくれる赤ちゃんたちは、40分間驚くほど集中して音楽に聴き入ってくれます。その様子に、パパもママもびっくり!もし、途中でねんねしてもしっかり聴覚は働いているので大丈夫。
ほんのひと時、日常の煩雑な忙しさから解放されて、静かな空間でピアノの音色や歌声に耳を澄ませば、心地よい倍音がたっぷり。こんな「心を震わせる」思い出は、赤ちゃんの心と身体にずっと記憶されるはず。。。
ですが、、、記憶する能力はまだほんの数日なのだそう、、、、(ひゃーーーー!)