公立小学校1、2年生のリトミックの授業をS先生と一緒に10年以上させていただいています。今年は、ようやく3学期になってできることに!2日間に分けて4時間の授業です。
「いつもと違う状況で、安全に、かつ同じように目的を達成するためにどうしたらいいか」カリキュラムを事前に2人で頭を抱えながらあれこれ悩み、、当日はドキドキしながら臨みました。
45分という限られた時間ですが、狙いは「目に見えない空間やリズム、そして音楽を全身で捉える」こと。
とはいえ、当日その時の子供たちの様子や表情でアプローチを阿吽の呼吸で変化させられるのはS先生とだからこそ。
教科書も正解もない授業。
自分で考えて表現し空間を存分につかって相手に伝えようとするうちに、いつの間にみんなが集中して、夢中になっていきます。
「こうしたらいいんじゃない?」
「これもできるかも!」
ユニークな意見が次々と。
次第に、見えなかったお互いの感性やエネルギーの違いまでも感じとる子供たち。いつの間にかクラス全体の空気さえも変えていき、何かが変わったと実感しながら笑顔で戻っていきます。
「学年が変わる前に、指示されるだけでなく、まずは自分たちで考えることの大事さを教えていただけてよかったです」と先生からの嬉しいお言葉。
講堂の窓も全開で、ブルブル震えながらも、子供たちの変わらない笑顔にほっこりする私たちでした。